文化的な1日〜その3・ピースあいち
「戦争と平和の資料館・ピースあいち」は、昨日(2007年5月4日)開館したばかりの施設。
もともとは、愛知県と名古屋市が戦争資料館の建設をするはずだったのが、財政難によって全く進捗しなくなったため、NPO法人が中心になってようやく開館にこぎつけたもの。
建物の規模は小さいが、展示資料はかなり充実している。
愛知県内の空襲についても詳しく触れられているし、被害だけでなく、加害の実態についてもきっちり押さえてあるのもいい。
ここの展示をきっちり見れば、「15年戦争(=満州事変から敗戦まで足かけ15年にわたる戦争の歴史)」の実態がよく理解できる内容になっていて、きわめて満足度の高いものであった。
中でも、「戦争と命・死」をテーマにした、「兵士の死」「アジアの民衆の死」「沖縄の死」「空襲の死」「原爆の死」の組写真は胸に刺さった。
昨日は各局のニュースでも紹介され、今日の中日新聞の記事にもなっていたせいか、かなりの人出。お年寄りから子どもまで、幅広い世代が訪れているのは結構なことであり、今後も多くの人に訪れてもらい、戦争と平和について考えてもらいたい施設である。
オープンの喧騒が落ち着いたら、もう一度ゆっくり訪れたいと思う。
※追記(5/22)
交通案内を以下に。これまで気がきかなくてごめんなさい・・・。
1 地下鉄東山線上社駅(4番のりば)から市バス「上社11」(右回り上社行き、または若葉台行き)で「じあみ」下車、バスの進行方向と反対側へ歩き、「地アミ」交差点を右折して直進すると、右手にあります。(バス8分+徒歩3~4分)
2 地下鉄東山線一社駅1番出口を出て右方向(坂を登る方)へひたすら直進、3つ目の「よもぎ台」交差点にたどり着くと、右前方にあります。(徒歩15分くらい)
時刻検索は名古屋市交通局HPからどうぞ。
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