劇団四季「ハムレット」
新春早々の観劇。
四季の「ハムレット」を見るのは初めてだが、「ハムレット」を観劇すること自体は2度目になる。
もう10年以上前だったと思うが、名古屋(確か愛知厚生年金会館)で見ており、ハムレットが真田広之、オフィーリアに松たか子、ホレイショーが松重豊、という顔ぶれで、やっぱり真田広之はかっこええわ~、とか、松たか子はまだ「一生懸命やっている」という印象を持ったことをよく覚えている。
さて四季の舞台であるが、もともと安心してみているということと、かなり舞台に近い席で観ていることもあって、見応えがあったことは間違いない。
ただ、オフィーリア役が野村玲子、ハムレット役が田邊信也ということで、バランスをやや欠いているように感じた。
この組み合わせは、「鹿鳴館」では親子役だったわけで。野村玲子は確かに上手いが、存在が大きすぎて、田邊信也の若さと比べると、恋人の関係というのはちょっと無理があるのではないかと。
田邊信也は若き貴公子という感じがよく出ていて適役であっただけに、オフィーリア役にもう少し若い人をキャスティングしたほうがよかったように思う。
もっとも、ハムレット役は下村尊則とのダブルキャストなので、下村・ハムレットで観ると印象が違うのかもしれないが。
ちなみに、ホレイショー役は「この命誰のもの」で主役を務めた味方隆司。出番は決して多くない役だが、この役をしっかりした人が務めないと舞台が締まらない。
10年前の舞台にしろ、今回にしろ、そのことがよく分かっているキャスティングである。
(2008年2月11日加筆)
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