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2008年4月27日 (日)

ミュージカル「SEMPO」

ミュージカル「SEMPO」
「SEMPO」は、杉原千畝(すぎはら・ちうね)のこと。
杉原千畝は、第2次世界大戦中、リトアニア領事代理として、本国からの命令に背いて通過ビザを発行し、多くのユダヤ人を助けた外交官である。

「CHIUNE」は、発音が難しいため、杉原自身が「SEMPO」と名乗っていたことから、ミュージカルのタイトルを取ったようだ。

杉原は、僕の高校の大先輩にあたるが(もちろん杉原在学当時は旧制中学)、在学中に存在を知ることができなかったのは残念だと、今でも思う。


少し前置きが長くなったが、ミュージカルは期待以上にいいものであった。

観る前には、正直なところ、主演が吉川晃司というのにはあまり魅力を感じていなかったし、期待もしていなかった。どうにもイメージが合わないのである。

ところが、その吉川晃司は当初そういう印象を持ったのが申し訳ないと思えるくらいに良かった。終盤の演技や歌には凄みも感じられ、役になりきって、観る者の心をつかんでいたと言っていいだろう。

カーテンコールでは、この日の公演で「千秋楽」になる子役を紹介したり、共演者に話を振ったりと、なかなかの座長ぶりであることもうかがえた。

この公演を観て、何となく「チャラチャラした奴」と思っていた吉川晃司を見直した次第。


観客は吉川晃司の根強いファンであると思われる30代後半〜40代前半らしい女性が多く、カーテンコールではスタンディングオベーション。

まあ、ファンであるなしに関わらず、それだけの内容であったことは確かである。


他のキャストも、元四季の井料瑠美・今拓哉とか、元宝塚の森奈みはる(病気降板した愛華みれの代役)・彩輝なおというところを始め、脇を固めるキャストもなかなかしっかりしていた。


さらに、ミュージカルへの詞曲の提供は初めてという中島みゆきの手によるテーマ曲、挿入歌が心に響いた。
歌った吉川晃司はじめ出演者の力と、「みゆきワールド」がうまくマッチしていたという感じであった。

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