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2009年3月 8日 (日)

ブルートレイン「はやぶさ」の思い出

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あと数日で、ブルートレイン「はやぶさ」が廃止される。

この列車には思い入れがあるだけに、ひときわ残念である。



初めて「はやぶさ」に乗ったのは、確か小学校1年のとき。大牟田に父方の実家があった関係で何度か乗っている。この頃、帰省するのにマイカーでひたすら走ったり、大阪からフェリーに乗ったり、ブルートレインに乗ったりと、なかなかバラエティーに富んだアプローチをしているが、なぜか新幹線は利用していない。

そんなわけで、小学校1年生から2年生の頃に、行きは「はやぶさ」、帰りは名古屋着が遅めの「みずほ」というパターンで何度かB寝台に乗った。まだ小さかったので、「みずほ」の3段寝台もさして気にならず、いかにも遠くへ旅しているという感じで気持ちが高ぶっていたことを思い出す。

また、この頃は、ブルートレインブームで写真を撮る子ども達が東京駅などに群がった時期にあたるが、下りが名古屋に着く頃は夜9時過ぎ、上りも5時~6時ということで、駅に見に行ったことはなかった。その代わり、学研の写真図鑑を買ってもらって毎日のように眺めるうち、旅心が膨らんでいった。

中でも、「走るホテル」と紹介されていたA寝台個室は「すごい!」と思った。これに乗れたらいいなという憧れと、乗りたい!という思いが募っていった。

それがかなったのは、小学校3年の夏。

経緯はよく覚えていないのだが、1人で九州に行かせて欲しい、それも「はやぶさ」のA個室で、と両親に頼み込んだと思う。ひとり旅はともかく、当時寝台料金が1万円のA個室に乗るなどというわがままをよく許してくれたものだが、今思うに、いつかはひとり旅をさせておこうという思いはあったのだろうと思う。一応、日帰りでは名鉄の各線に何度も乗りに行っているという実績はあったし、いいタイミングと思ったのかもしれない。それなら個室のほうがむしろ安心という判断だったのかな、というのが私なりの推測である。

ということで、1980年7月、名古屋駅で両親やなぜか親戚が何人か見送りに来てくれて、「はやぶさ」でのひとり旅が始まった。

眠れなかったという記憶はないのだが、やはり緊張していたのか、せっかく食堂車に朝食を摂りに行ったのに、あまり食べられなかったことはよく覚えている。

大牟田では、祖父母の迎えを受け、1週間の滞在期間中、あちこちへ連れて行ってもらった。熊本城へ行った折には、急行「ぎんなん」に乗り、特急「おおよど」を見送っている。両者とも、この年の10月ダイヤ改正で消えたので、貴重な経験である。

帰りも、「はやぶさ」のA個室。祖父母に見送られて大牟田を後にした。

夕食をどうしたか、あまり記憶にない。個室で食べた記憶はないので、おそらく食堂車に行ってカレーライスでも食べたのではないかと思う。

この上り「はやぶさ」の車掌長が、個室に乗ってひとり旅、というのをたいそう喜んでくれて、記念にもらったのが乗車記念証とポケットガイド。博多車掌区手作りのもののようで、今でもアルバムに貼ってある大事な宝物である。あと、1度も使っていない個室備え付けのタオルも。

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寝台券は手書きであったことははっきり覚えているが、きっぷをもらうという知恵がなかったので残念ながら手許にはない。



これで達成感があったわけでもないのだが、しばらく「はやぶさ」から遠ざかる。九州へ行くのにも新幹線や新大阪発の列車、あるいは飛行機などを利用したし、名古屋から西へ向かうのに乗ったブルートレインは「出雲1号」「あさかぜ3号」にとどまった。

昨年、「はやぶさ」が廃止されることが確実という報道がなされた。さすがに、初めてひとり旅をした列車がなくなるということには特別な思いを禁じえず、昨年11月、実に28年ぶりに「はやぶさ」のA個室に東京から熊本まで全区間乗った。

28年の間に、西鹿児島行きが熊本行きになり、「富士」との併結になり、食堂車はなくなり、ロビーカーは試すことなくなくなってしまったという変化をしてしまったが、28年前に思いをはせたり、古きよき時代を感じたりしつつ、一夜を過ごした。


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この月にはもう一度「はやぶさ」に友人と乗る機会に恵まれ、4人で開放B寝台に東京から熊本まで乗った。東京からブルートレインに乗る機会ももうないだろうという寂しさを感じながらも、最後の夜を楽しんだ。

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そして、1月に上り「はやぶさ」ソロに熊本から東京まで乗り通して、最後のお別れ乗車。

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これでもう乗る機会がないかと思うと本当に寂しいが、さて、最後の日に名古屋駅へ見送りに行こうかどうか、迷っている。大フィーバーになっているのは間違いなく、そんなところへは行きたくないという気持ちと、東京発の、そして名古屋を通るブルートレインの最期は盛大に見送ってもいいのかな、その一員になろうかな、という気持ちと、今のところは半々である。

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