青空の下で
昨日の通夜、今日の告別式に参列し、亡くなった仲間を送って、今帰途についている。
昨日、彼の顔を見せていただいた。
憎たらしいほど安らかな顔をしていた。
夫人とお母さんの憔悴し、悲しむ姿は対照的すぎて、いたたまれなかった。
通夜の最後にお坊さんが、
「存在を忘れられることが、故人には一番つらいと言う。皆さんも命ある限り、故人のことを忘れないでいてください。」
と言っていた。
告別式後のあいさつで、夫人は
「命を全うして再び故人と巡り会ったら、また鉄道の旅をしてやってください」
と。
彼は、我々が死ぬまで話題にできる足跡を残していった。
本人が嫌がっても、仲間で集まるたびずっと話題にし続けてやるぞと思う。
みんながあちらの世界に行ったとき、彼に幹事をやらせて、鉄道で温泉に連れて行ってもらおうかな。
今日の式場の外は、悲しみが似合わないほどきれいな青空だった。
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