劇団四季「この生命誰のもの」再演を観る
5年ぶりに四季の公演を観に来ました。
今回観た「この生命誰のもの」は、ミュージカルではなくストレートプレイで、6年前に上演されたときにも観ています。
(前回観たときの記事はこちら。あらすじなどはこの記事を参照していただければ幸いです。)
http://miyap.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_4f3c.html
キャストは味方隆司、野村玲子始めしっかりしたメンバーで固めており、芝居に集中できました。
蛇足ながらこれは結構大事で、役者のセリフまわしが下手だったりすると、それが気になって落ち着いてストーリーが追えないということがあったりします。
さて、尊厳死をテーマにしたこの芝居、なかなか鑑賞後も重いものがあります。
前回観たときは、自分が主人公(=交通事故で首から下が不随になり、尊厳死を望む)だったらどう考えるかということを思いながら観ていました。
今回も同じように考えながら観て思ったのは、前回と同じく「今なら主人公と同じように考える。ただ、自分が同じ事態に直面したときに同じ結論を出せるかどうかは自信はない」というもの。
前回と違うのは、「自分の家族なり、大切に思う人なりが主人公と同じような状況になり、同じこと訴えたときにどうするか?」を考えたことでしょうか。
おそらく、これが絶対に正しいという答えはないんだろうと思います。
「当人のためだ」と思うことは人それぞれ違うでしょうし、他人の考えが自分の考えと違ったとしても、一概に否定できるものかどうか。
そんなことを考えたひとときでした。
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