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2014年12月29日 (月)

2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅

昨夜は水戸泊。

今朝は早起きして常磐線を北上し、今年6月に運転再開した広野から先、木戸・竜田を目指しました。


この両駅がある楢葉町には、再開前の一昨年秋に来たことがあります。
閉鎖された駅始め、人のいない街の姿など、原発事故がもたらした現実を目の当たりにしています。

本当は10月の3連休の旅で乗る予定で、いわきで泊まったものの、台風の接近で予定を切り上げて帰名したため、今日は仕切り直しです。


雨降る中、まず木戸に下車。
乗降ともになく、駅周辺をひとまわりしてみても、ジャンボタクシーが1台止まっているだけで、ひっそりしています。


2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅


日中は帰宅できるようになったゆえか、2年前よりは荒れた感じはなくなっていましたが、やはりこのひっそり感は独特の空気です。

2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅


一旦折り返して広野へ。
こちらは商店街の店も開き、郵便局も営業して人や車の行き来があるなど、以前に比べて生活の息吹が少しは戻っている感じはします。


再び下りに乗り、今度も乗降のなかった木戸を通って、終着竜田へ。

2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅

降りたのはその筋の人ばかりのようで、みんなそのまま折り返していきますが、それだけではなく、地元の人か原発で働いているとおぼしき人が数人列車を待っていました。


私は1本落として、周辺を歩くことに。

所々車があって、人のいる様子の家があったり、ガソリンスタンドが営業していたり、中学校が体育館の整備をしていたりと、2年前に比べれば動き始めたのは確かだと思います。


ただ、町全域が宿泊ができない避難指示解除準備区域であり、全体として静かな町であることも事実。
人のいない家、ナンバープレートが外された車、閉鎖された郵便局、シートに覆われて使えないポスト…。
これらを見ると、やはり住む町にはなっていないことを感じます。


また、自転車置場に残された自転車からは、震災以来時が止まっていることを静かに物語っています。
(これは木戸駅も同じです。)

2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅


いつでも帰って寝泊まりできてこそ住むということであり、それが我が家という場所です。
一見何も変わっていなさそうなのに、見えないもののせいで住む家はあるのに住めない、というのは残酷だと改めて思います。


震災がなかったかのように、震災から何も学ばない、現実を直視しない為政者には、強い危惧を覚えます。
復興しているところばかりではなく、時が止まっているようなところもきちんと見てもらいたいと切に望みます。


雨と寒さが身に染みたひとときとなりました。


・・・今日訪れた広野・木戸・竜田の3駅には、空間線量率が示されています。

2014年冬 常磐線木戸駅・竜田駅


私が見た3駅の線量率は以下のとおり。
(単位:μSv/h)
木戸(8:30ごろ):0.183
広野(9:10ごろ):0.171
竜田(11:30ごろ):0.192

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