宿からの帰りは、宿の車で送ってもらい、森駅へ。
ここからはみんな思い思いの方向へ分かれていきます。
森駅の跨線橋、ホームからは駒ケ岳がきれいに見えます。


昨日泊まったメンバーのうち、森から乗った「スーパー北斗4号」を五稜郭で降り、道南いさりび鉄道に乗り換えるという行程を共にしたのは私を含め3人。
スーパー北斗4号からは、他にも数人が乗り換えました。

函館から来た木古内ゆき列車は1両。JR北海道カラーのままのキハ40系で、結構混雑しており、久根別あたりまで座れず。
上磯でかなり降りたと思ったら、ツアー客が結構乗ってきて、渡島当別で下車。
次の行先はトラピスト修道院かな。
天気が良く、津軽海峡沿いに走る車窓からは函館山も見え、いい区間を列車に乗るというツアーは、なかなか考えたなと思います。
・・・と、こう書くとしっかり車内と車窓を観ていたようだけど、断片的な記憶。
時折居眠りしてしまい、景色もじっくり見えなかったのは我ながら遺憾です。
ともかくも、木古内に着き、日本の鉄道全線完乗のタイトルを防衛。


木古内駅ホームは、現在使われているのは4・5番線のみ。1~3番線は貨物列車が通るのみで、ホームへ続く跨線橋も閉鎖されていました。
駅も無人化され、出札窓口や売店もシャッターが下り、寂しい雰囲気になっています。
駅前に出れば、道の駅とバスターミナルが整備され、道の駅の中はかなりの人出。
ここだけ賑わっている感じがしました。

時間があったので、道の駅で買い物をした後、海辺まで歩いてみました。

海辺までは歩いて5分ほど。北陸新幹線糸魚川駅と並んで、海に近い新幹線駅ではないかと思います。
天気はいいものの、風が強く、しばらくたたずんで満足して引き返し、新幹線駅の方へ。
新幹線駅に行くには、在来線の駅舎を上り下りして線路を越えねばならず、結構距離があるように感じました。
新幹線駅には売店もなく、非常にシンプルな造りで、賑わいは海側に任せているかのようです。
木古内から乗った「はやぶさ22号」は、数少ないJR北海道の車両でした。

青函トンネルを通って、奥津軽いまべつで下車。
新青森・東京へ向かう2人とはここでお別れ。

奥津軽いまべつ駅は閑散としていました。
コンコースからは貨物専用線やJR津軽線の線路も見えて、鉄道好きにはいい眺めです。


奥津軽いまべつ駅に隣接して、道の駅と津軽線津軽二股駅があります。

津軽二股には青函トンネルが開業した年(1988年・高校2年生のとき)に一度来ていて、隣接していた海峡線津軽今別駅から青森ゆき快速「海峡」に乗っていますが、当時は道の駅はありませんでした。
津軽今別駅の痕跡として、海峡線築堤へ続く階段が残っていました。
(残念ながら閉鎖されていて登れません。)

ここから青森へ向かって帰路につきますが、ちょうど三厩ゆき列車が来たので、三厩まで往復することにしました。
2両の列車に乗客は3人程でしたが、折り返し蟹田ゆきには20人弱は乗っていた様子です。
三厩に来たのは4年ぶりで、その時は竜飛崎まで行っていますが、今日はこのまま折り返し。
ホームからは、停車している列車の向こうに津軽海峡が見え、心休まるひとときでした。

蟹田では40分近い待ち時間があり、改札の外へ出てみたもののひっそり。
新幹線開業前は特急が全て停車していたのに、それがなくなってしまって、今は普通列車のみになってしまったのとあわせて、何となく寂しい気分になります。
蟹田から青森に出て、青森空港からFDA最終便に乗って小牧空港へ。
青森からは空港行きバスにほとんど待たずに乗り継げ、小牧着は定刻より15分も早く着くなど、平穏・順調な帰り道でした。
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