阪急電車
久しぶりに、映画を観てきました。
「阪急電車」は、阪急今津線のうち、宝塚−西宮北口間を舞台にした作品。
原作は先に読んでおり、その面白さにかなりはまってしまったので、どんな風に映画化されたのか楽しみ(と、ちょっと不安も持ちつつ)でした。
2時間弱の上映でしたが、なかなかいい作品に仕上がっていたというのが感想です。
原作の筋立てが巧みなので、映画にすべて盛り込むのは無理があるのは仕方のないところですが、原作の良さは充分活かされていたように思います。まあ、NHK朝ドラ「ちゅらさん」「おひさま」を手がけた人が脚本担当なので、面白いものになることはうけあいだったかも。
特に、キャスティングがはまっていたのが大きかったかなあと。
中谷美紀と宮本信子は上手いです。あと、ワンシーンだけ登場した大杉漣はさすがの存在感。
・・・ここで若手女優陣−戸田恵梨香・谷村美月・有村架純−に萌えた、などと書くと、「あんたもうすぐ40でしょ、年を考えたら」などという冷ややかな視線を浴びそうなんで止めときます・・・って、もう遅いけど(笑)。我ながらやっぱりミーハー(←死語か?)。
でも、みんないい味を出していたのは確かです。
私自身、阪急今津線には1度乗っただけですが、原作を読み、映画を観て、ゆっくり再訪したくなりました。
特に、原作を読んで惹かれた小林駅(「おばやし」と読みます)は、映画を観てますます降りてみたくなった駅です。いつになるかは分からないけど・・・。
ちなみに、文庫本の解説は、先日亡くなった児玉清氏です。
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